雨樋は普段目立ちません。そのため、ご所有の建物の雨樋についてあまりお気になさっていない方も多いと思います。
しかし、ひとたび雨が降ると、建物の健康を保つ上で主役級の働きを見せるのがこの雨樋です。
お時間がある時、ご所有の建物の雨樋を是非ともチェック頂き、心配な点がありましたらご連絡ください。
酒田・鶴岡を中心とした庄内一円で、100年以上雨樋の補修をしてきたプライドにかけて、雨樋の状態の診断から、適切な対処のアドバイス、解決施工まで、精一杯対応させていただきます。雨樋の部分補修から付け替えまで自社施工の私たち中山板金塗装工業にお任せください!
建物ごとに置かれている環境が違うので一概には言えないものの、以下にご紹介するものが、雨樋の主な危険信号となります。
雨樋の落下
雨樋の落下は多くの場合、雨樋を支えている金具の劣化・破損、もしくは鼻隠し(金具が止まっている面)の腐食・グズつきが原因となり発生します。
雨樋の落下を放置すると、雨が恒常的に軒先から外壁につたうことになるため、外壁の、ひいては建物の寿命の劇的な短縮につながります。また、部分落下の場合、残存部が頭上から落ちてくる可能性が大いにあるため危険です。
落下補足情報
落下発生の一因である、雨樋を支えている金具の劣化を防止するため、近年では、材質がステンレスのものを使用することがほとんどです。
ただ、古き良き時代の建物ですと、鉄製の金具が使われている場合があり、やはり雨樋の落下が発生しやすい状態となっています。
そういった時は、雨樋まで交換せずとも、金具だけでも従来の鉄製のものからステンレス製のものに交換するというのも、建物全体の健康を保つ上で取りうる手段かもしれません。
雨樋の破損
雨樋の破損は、雨樋自体の劣化か、もしくは雨樋と雨樋をつないでいる継手(つぎて)やソケットと呼ばれる部品の劣化に伴い発生します。
雨樋が破損すると、想定外の箇所から雨が流れ落ち、ご所有の建物の外壁や、隣接する建物の外壁に泥とともに飛び散ったりします。
私たちにお問い合わせくださる方の中には、「隣のお宅から苦情があって…。」という方もいらっしゃいます。隣接する建物に面した雨樋の破損は、ご近所トラブルを回避する意味でも早急に対応したほうが良いと思われます。
破損補足情報
破損の原因となる継手やソケットといった部品の劣化かと思ったら、本質的には接着剤の劣化だったというケースもあります。
雨樋は、大きく分けて、屋根の軒先で水を受ける軒樋(のきどい)、雨水を吸う漏斗(じょうご)、縦に雨を落とす竪樋(たてどい)から成っています。これらを組み合わせる中で、接着剤を用いるのですが、これが雨樋そのものよりも早くダメになってしまうパターンです。
雨樋自体がダメになっていなければ修理自体は簡単で、接着材で再びくっつけてあげれば良いだけです。
雨樋の溢れ
大豪雨の際に、雨樋から雨が溢れてしまうことはそう珍しくありません。
しかし、そこまで激しくない雨でも雨樋から水が溢れ出てくる場合は、残念ながらなんらかの問題が発生していると考えて間違いありません。
雨天時の恒常的な雨の溢れは、放置すると雨樋の破損や変形、そして最終的には落下へとつながります。
雨の溢れを発見した場合、取り返しのつかない状態になる前に補修を検討するべきでしょう。
溢れ補足情報
雨樋の溢れには様々な原因が考えられます。
雨樋の勾配が変化し、水が流れなくなることにより発生する『勾配変化パターン』。複合的要因で、部分的かつ恒常的に水圧がかかることで雨樋が変形し発生する『雨樋変形パターン』。雨樋にゴミが溜まり水が流れなくなることで発生する『ゴミ溜まりパターン』。雨水を受ける屋根面積と、雨樋の吸水能力が釣り合っていない場合に発生する『吸水能力不足パターン』などがその代表例です。要因特定のためには屋根に上がって状態を確認しなければならない場合がほとんどで、ご自分で確認しようとして無理に屋根に上がると転落の危険が付きまといます。よほど勾配の緩やかな屋根が葺かれた建物でない限り、調査は業者に依頼するべきと考えます。
思い当たる危険信号があるけどどうしよう…
安心してください、その雨樋の危険信号、私たちが何とかします!
雨樋の落下ならこう解決します!
雨樋の落下を解決する場合、落下が発生している範囲に応じて、手法を変えます。
落下の範囲が狭ければ、残った部分の金具や鼻隠しの状態を点検した上で、その部分のみ新しい雨樋を取り付けます。逆に落下範囲が広い場合は、その一辺全体の雨樋を取り替えます。また、その際に使用する金具については、基本的にステンレス製を使用し、サビによる劣化が極力発生しないように努めます。
雨樋の破損ならこう解決します!
雨樋自体の劣化から来る破損であれば、破損部以外の雨樋も同じように劣化している可能性を考え、基本的にはその一辺の雨どいを全交換で対応します。
接手部やソケット部の劣化が原因の場合、その部分だけ交換する対応を行います。
雨樋からの雨の溢れならこう解決します!
雨樋の溢れに対しては、その根本原因を究明した上で、適切な処置を施します。
例えば、雨樋の変形が原因であれば、変形箇所を切断し新規の雨樋をはめ込んだ上で、雨樋の勾配を調整する対応となります。ゴミが詰まっている場合は、そのゴミを取り除き、水が意図した通り流れていくことを確認します。また、屋根の受水面積に対し、雨樋の吸水能力が釣り合っていない場合は、吸水力を高めるために漏斗を増やす等します。