荘内米穀商業協同組合様屋根工事

倉庫を守り抜くシルバーの屋根
施工期間
2018/11/24 〜 2018/12/20
施工種別
板金施工
説明日々、危険と隣り合わせの屋根屋の仕事。
その中でも殊更おっかないのが波型スレート屋根のリフォームです。
波型スレートはセメントと繊維素材を加圧整形した材料で、
よく大型の倉庫や工場の屋根や外壁に使用されています。

この波型スレートは雨風により表面が削り取られやすく、薄く弱くなる形で経年劣化が進行していきます。
その薄く弱い局所を屋根工事の際に颯爽と歩くと、颯爽と踏み抜き、颯爽と転落することになります。

当然、転落防止対策等、万全を期して事にあたるわけですが、それでも尚、波型スレート屋根の工事はおっかないのです。

今回は、そのような理由からいつもより一層襟を正して行った、荘内米穀商業協同組合様の倉庫の波型スレート屋根リフォーム工事の事例を紹介させていただきます。

波型スレート屋根リフォーム工事の対象となったのは、穀物が格納された大型倉庫でした。

・屋根を剥ぐ工賃と廃材の処分費用をセーブできること。
・工事の期間中も継続して倉庫の利用が可能であること。

上記2点の理由から、既存のスレート屋根の上から、金属の屋根を重ねて葺く『カバー工法』にて施工を行いました。

施工にあたり、まずは『捨てネット』と呼ばれる網をスレート屋根の上に敷いていきます。
ネットを敷くことで、作業中にスレート踏み抜きからの転落を防ぐことが出来ます。
ただし、この作業を行っている時はネットが無いため、全工程の中で一番危険な作業と言えます。
慎重にゆっくりと捨てネットを敷いていきます。

次に、新規の金属屋根の下地となる、角パイプを取り付けていきます。
まず既存の屋根の下地に受金具をビス固定し、その受金具に角パイプを溶接する手法を用いました。
波型スレート屋根のカバー工法用金属屋根材は各主要メーカーで売り出していますが、山がぴたりと合わないケースが時たまあり、そういった場合に用いるのがこの手法となります。

下地取付が終わると、いよいよ屋根材を葺いていきます。
比較的長さはない屋根材ですが、住宅の屋根よりは長いので、クレーンを使用し屋根材を屋根上に上げます。
その後、屋根材を一枚一枚屋根に並べていきます。
数量が多いため、根気と体力が必要ですが、捨てネットを敷いてあるので安全面においては安心して作業をすることができます。

最後に、屋根の細かい役物の取付けやコーキング付けをして施工完了となります。

長年の風雪雨との戦いによるダメージが見て取れた施工前の波型スレートの屋根が、施工後にはシルバー色のガルバリウム鋼板の屋根に生まれ変わっていました。
太陽の光を反射してキラキラと光るその様には、これから長きに渡って倉庫を守り抜いていってくれそうな頼もしさを感じます。
施主様も出来栄えにご満足下さっているようで安心しました。

荘内米穀商業協同組合様、この度は屋根工事をさせていただき誠にありがとうございました。