酒田市 S様 納屋屋根塗装
『家の記憶を守る』落ち着いた黒茶の屋根
施工期間
2017/07/24 〜 2017/08/05
説明
『納屋』はその家その家の『記憶』が納められる場所です。
新築のころにはガランとしていたそのスペースが、
時が経つにつれ母屋からあふれ出した思い出の数々で埋まっていく…
そう捉えると街中の納屋が少し光り輝いて見えませんか?
今回はそんな納屋の屋根塗装工事をさせていただきました。
施主である酒田市のS様からのお電話を受け、
見積に伺った際に頂戴したご要望は
「色は落ち着いた色で、できるだけ長く持たせる塗装」
ということでした。
ご要望とその時の屋根の状態を鑑み、
成しうる最高の状態にできるよう検討しました。
色は落ち着いた色でという条件があったので、いくつか候補をお持ちして、
最終的には関西ペイント社製スーパーシリコンルーフペイントの
「ビスタブラウン」という色で塗装することになりました。
この「ビスタブラウン」という色は、高級感がありかつ嫌味のない希少な色です。
色の趣向は人によって様々ですが、すごく素敵なチョイスだと思います。
屋根をできるだけ長く持たせたいということでしたので、
板金工事による屋根の葺き替えやカバー工法も視野に入れて検討しました。
結果、屋根塗装でもうしばらく持たせることができると判断し、
素地調整→下塗り(さび止め)→中塗り(ルーフペイント)→上塗り(ルーフペイント2回目)
というながれの施工とさせていただきました。
塗装の前、幾年月の雪や雨風による経年劣化が見て取れた屋根は、
塗装により、庄内の青空の中に際立つ、深みのある黒茶の屋根へと化粧直しされました。
また、これまでは雨が降った際に露を吸って痛みが進行しやすい状態でありましたが、
今ではしっかりと水滴をはじく状態になっています。
これから先も、思い出を安心して納めておける、
そんな納屋であり続けるお手伝いが少しでもできたのではないかな、
とそう思いつつハケを収めました。
S様、この度は屋根塗装のお仕事させていただきありがとうございました!