鶴岡市 Y様宅掃出水切り取付工事

春風が吹き込みたくなる掃き出し窓
施工期間
2018/03/29 〜 2018/03/30
施工種別
板金施工
説明現在、4月初頭です。
関東の辺りでは、春風が運んできた桜の開花を中心に、人々の笑顔の輪が広がっているようです。
一方、山形県庄内地方では、花粉と黄砂が舞い踊り、人々のしかめっ面の輪が広がっています。
不当な環境的待遇の差。庄内の人間がいったい何をしたというのか。責任者はどこか。

今回は、そんな花粉と黄砂によるもやもやを吹き飛ばしてくれた、鶴岡市Y様宅の掃き出しサッシ水切り取付工事を施工事例として紹介させていただきます。

『サッシ』というのは、よく耳にする言葉ですが、実はなんのことかわからないという人もいたりします。
僭越ながら説明させていただくと、サッシとは壁に空いた開口部をふさぐ建具の総称です。
具体例としては、窓枠や、網戸、ドアが挙げられます。

サッシを取り付ける際、外壁の種類によっては、上下の水切り取り付けも併せて行う必要があります。水切りというのは、文字通り、水を受けて流し出す役物です。サッシ自体の取り付けは、サッシ屋や大工が行いますが、水切りの取り付けは板金屋の仕事です。

「交換後のサッシに合わせて、水切りを交換して!」という、親しいサッシ屋さんからの要請をうけて、今回Y様宅にお邪魔させていただき、まず始めに行ったことは、打ち合わせでした。

サッシ枠がどの程度大きくなるのか、具体的な水切りの寸法はどれくらいか、何色になるのか、水切り以外で鋼板で包むべき箇所は無いか、シーリングしてほしい箇所は無いか等をサッシ屋さんと大工さんに確認します。そのうえで、Y様に、色を含めどのような水切りにしたいか等の希望を伺い、施工に必要な情報を全て白日の下にさらします。

後日、予め工場にて加工を施しておいたガルバリウム鋼板をY様宅に搬送し、既に交換済みのサッシ上下に水切りとして取り付けていきます。水切り部から雨が入っていっては元も子もないので、作業は慎重かつ丁寧に行います。外壁との取り合い部や、鋼板の重ね部分へのシーリングも忘れません。追加で依頼された、サッシと下屋の入隅部分の鋼板納めも行いました。

シンプルな形状ということもあり、水切りの取り付けは、ものの数時間で方が付きました。

とはいえ、打ち合わせや鋼板の加工まで合わせると、それなりに労力を要したこともあり、出来上がりの際は、達成感を感じるとともに、晴れやかな気分になりました。花粉や黄砂なんてもう気になりませんでした。

水切りの色が変わったこと、そしてサッシが新しくなったことでY様宅の掃き出し窓が艶やかになりました。
春の訪れ共に吹き込む新しい風の目にも魅力的に映り、こぞって吹き込んでくれること請け合いです。

Y様、この度はお仕事させていただきありがとうございました!